今回は、短時間で高日給の副業「マッハジョブ」について検証してみたので、検証結果や世間の口コミを踏まえてご紹介していきます。
マッハジョブは、「いますぐ高額収入が欲しい!」「急な出費でお財布がピンチ」「短時間でしっかり稼ぎたい」という方におすすめな副業だと紹介されています。
また、忙しい人でも短時間で稼げるようになるとのことですが、一体どんな仕組みがあってそう言えるのでしょう?
平均日給2万円は本当なのか、短時間で高収入は可能なのか・・・
それではさっそく、そんなマッハジョブの実態を見ていきましょう。
追記
現在マッハジョブは、『Master Piece(マスターピース)』という案件に名前が変わって提供されています。
ランディングページの内容は相変わらず具体性がないですし、特商法もまともな記載がありませんので、安易に参加しないよう注意してください。
マッハジョブとは?
マッハジョブは、スマホタップという単純作業で誰でも簡単に平均日給2万円が稼げるという副業案件です。
ランディングページでは、サービスについて次のような説明がありました。

- 1日5分で満足に稼げる高単価案件
- スマホ1台だけで全てが完結
- 直感的にできるから誰でも簡単
この説明を見て、皆さんはどう感じましたでしょうか?
魅力は伝わってきますが、実際にどのような仕事をしてお金を稼ぐのか分からないですよね。
ただ、「もっと簡単に高額な報酬を得られる案件ばかりを厳選してご紹介」と記載があるので、少なくともこのマッハジョブ自体で仕事をするわけではないことが分かります。
ということはつまり、マッハジョブはアテンド系のサイトだということです。
ここで覚えておいてほしいのは、「副業が副業を紹介する今回のような案件は詐欺の可能性が高い」ということです。
登録検証
さて、先ほどお話した詐欺の可能性の部分について深堀していきます。
今回のように「誰でも簡単に稼げる」と謳う副業案件は増えているのですが、実はそのほとんどがアテンド系のサービスで、その裏には悪質な手口が隠れているんです。
その手口は案件への登録のタイミングで確認できるので、早速解説していきます。
登録はとても簡単で、以下のような手順を踏めはOKです。

実際にLINEを登録すると長文のメッセージが届くのですが、その中にはランディングページ通りに別の副業案件の紹介リンクも含まれていました。
そこでは、「1億円の分配」「3億円ばら撒き中」「一押し案件」という3つの案件が紹介されました。
いかにも詐欺というような胡散臭い名前の案件ですが、これらに登録しても意味がありません。
この3つの案件も、結局また別の副業を紹介してきたりお金を騙し取りにきたりするので、いつまでたっても稼ぐための作業には繋がりません。
このように、別の案件への参加を促すという仕組みを詐欺業者は多用しているのですが、これはアフィリエイト報酬を目的とした仕組みなんです。
これを副業の世界ではオプトインアフィリエイトと呼びます。
私のブログを見てくださっている方や、副業の経験がある方なら聞いたことがあるかもしれません。
リスト取りした公式LINEやメルマガにアフィリエイト(広告)を一斉配信して、広告に対して閲覧して登録までしたら報酬が発生するといったものです。
ネット副業のLINEでよくあることなんですが、
副業のLINEアカウントに登録したら毎日数時間ごとに色んな副業情報が送られてくるものがあります。
その副業情報を登録すると配信者に『登録数×1000円前後』といった形で報酬が入る仕組みになっています。
大体の副業情報は高額バックエンド商材などの広告単価の高く、高い広告収入を狙ったほぼ詐欺まがいなものが多いので絶対に登録しないようにしましょう。
この仕組みを今回のマッハジョブに当てはめると次のようになります。
「マッハジョブが1億円の分配という案件を紹介」→「私たちが1億円の分配に参加する」
→「マッハジョブが1億円の分配から紹介料(報酬)を受け取れる」→「私たちは稼げない」
つまり、稼げるのは運営側だけで、私たちは稼げないどころか詐欺業者の稼ぎの道具にされてしまうということです。
また最悪の場合、LINEアカウントや口座といった個人情報を悪用されることもあります。
実際、このような悪質なオプトインアフィリエイト業者と関わってしまったことで、トラブルになったという事例は多発しています。
都合の良い話ばかりしているような案件は詐欺の可能性が極めて高いので、そういった甘い言葉にはつられないように注意してください。
特商法の記載内容は?

ランディングページの内容や登録の流れから、既に詐欺と言っても間違いないですが、特商法の内容はどうなのでしょう?
特商法は、ネット商取引の中では特に重要な項目となっています。
その理由は、事業者と私たち消費者を守るために国が定めたとても大切な法律だからです。
そのため、今回のような情報商材やネット上で販売されている商品を購入するときは、販売サイトが適切な特商法を記載しているかどうか確認を取ることをおすすめしています。
はい、残念ながら特商法の記載は確認できませんでした。
つまり、どんな会社のどんな人物が運営していて、いざという時の連絡はどこにすればいいのかが全く分からないということです。
住所も不明なので、そもそも会社として成立しているのかも疑わしいです。
また個人情報の取り扱いについてなのですが、プライバシーポリシーの記載もないことから、悪用されたり外部に漏れたりする可能性が高いと言えます。
このように、法的観点からも詐欺だと言えてしまうので、登録はおすすめしません。
評価や口コミ
さて、ここまで様々な観点から詐欺の実態を読み解いていきましたが、実際世間からはどのような評価を受けているのでしょう?
そこで、マッハジョブに関する口コミや評判を調査してみました。
予想通り、本案件に実際に参加して稼げたという方の声は見つかりませんでした。
そもそも口コミの件数自体少なかったですし、見つかったとしても「詐欺」「危険」といった否定的な内容のものばかりです。
ちなみに、LPではこんなレビューを見ることができます。

お分かりかと思いますが、参加しなくても誰でも作れてしまうような内容になっていますし、画像の4名はどれもフリー画像です。
自身が運営しているサイトやページである以上、いくらでも偽造はできます。
また、外部のサイトでは危険視されていることも踏まえると、信用できる情報ではないことが分かりますね。
まとめ

ということで本日は、マッハジョブが詐欺なのかどうかについてお話していきました。
いかがだったでしょうか?
結論としてまとめると、マッハジョブは典型的な詐欺案件です。
参加したところで稼げるようにはなりませんし、むしろ何らかの被害に遭うでしょう。
本日の副業はどの点においても代表的な詐欺の特徴が見えていたので、比較的に分かりやすかったと思います。
ただ中には、優良企業・サービスに見せかけるような巧妙な手口や細かい準備をしている案件も少なくありません。
そういった詐欺に騙されないようにするためにも、最低限の知識を身に付けておくことが大切です。
「私は大丈夫」と思っている人ほど知らないうちに被害に遭ってしまうので、絶対に他人事にはしないようにしてくださいね。
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