副業を始める上ではメリットばかりが先行しがちですが、デメリットがあることを皆さんは理解していますでしょうか。
副業することで、本業の稼ぎにプラスで収入を増やすことができます。
お金を増やす考えは非常に大切ですが、副業について知ることも大切です。
「興味がある」「楽しそう」という理由で始める人が多いですが、「あまり稼げない」「本業とのバランスが難しい」と感じた方も少なくないと思います。
そのような方は、メリットを理解した上で、デメリットについてもよく理解しておくことが成功への近道になります。
ということで今回は、副業にはどんなデメリットがあるのかをお話していきたいと思います!
副業のデメリットとは
副業するときにデメリットを知っておくことは大切で、6つのデメリットがあります。
- 体力的にきつい
- 本業とのバランス
- プライベートの時間が減る
- 精神的にきつくなる
- 申告などの手間
- 稼げるまでが長い
それでは、これらについて一つずつ詳しく解説していきますね。
体力的にきつい

まず1つ目のデメリットは、「体力的にきつい」という点です。
本業にプラスして行うため、体力や時間が削られる為、きつくなることがあります。
社会人であれば基本的に1日8時間労働で、プラスして残業があれば10時間以上働く日も全然あると思います。
そういった中で副業をしていくことになるので、疲労の蓄積が早まってしまいます。
副業することで1日あたりの仕事時間が増え、1ヶ月単位で見ると200時間以上働いているということになる場合もあるので、疲れているのに睡眠時間があまり確保できないこともあります。
このように、仕事を詰めすぎることで労働時間が長くなり、体調を崩す可能性もあるので注意が必要です。
本業とのバランス

2つ目のデメリットは、「本業とのバランス」です。
副業はあくまでも本業のスキマ時間やプライベートな時間で行うものです。
本業とのバランスは非常に大切で、人によっては副業によって本業に支障が出ることがあります。
そのためバランスを考えないと、休みの日に副業に力を入れすぎて疲労が蓄積され、本業がある日に全く集中できず、まともに働くことができないなんてことが起こってしまいます。
副業をしている最中は、稼ぎたいという心が作用されて余計に力が入ってしまうと思いますが、上記のような事例にはならないように意識しないといけません。
本業に影響が出ない範囲で副業することが非常に重要なので、体調やバランスには十分気をつけましょうね。
プライベートの時間が減る

3つ目のデメリットは、「プライベートの時間が減る」という点です。
正直な話、稼ぐためには時間がかかるので、必然的にプライベートでも取り組まなければいけなくなります。
そのため、友達・家族との遊びや交流、趣味に没頭できる時間が少なくなってしまう傾向があります。
人によってはそれでも大丈夫だという方もいると思いますが、やはり大体の方はプライベートの時間を大切にしたいと思っているはずです。
そういった方は、隙間時間を有効活用することが重要になります。
移動時間や本業の休憩時間などを使うことで、多少なりともプライベートの時間の減りを抑えることができるはずです。
ぜひ時間の使い方も意識してみてください。
精神的にきつくなる

4つ目のデメリットは、「精神的にきつくなる」という点です。
本業と副業を両立していくということは、1日中仕事のことを気にしないといけなくなるということなので、人によっては精神的にかなりきつくなることがあります。
休日であっても頭の片隅には仕事のことがあるので、ゆったりと休むことができずに病んでしまうこともあります。
無理は禁物です。
あまり深く考えすぎず、自分の体と相談しながら取り組んでいけるようにしましょう。
申告などの手間

5つ目のデメリットは、「申告などの手間」がかかるという点です。
申告の必要があるのは次のような場合です。
社会人:副業だけで年間20万円以上の収入がある
主婦や学生:副業で年間48万円以上の収入がある
このように、ある程度決まった収入がある人とない人とで条件が変わってきます。
ただ、どちらにせよ上記に該当する場合は申告が義務となるので、放置していると後からペナルティを受けることになってしまいます。
逆に言うと、この条件に満たない場合は申告は必要ないということになります。
申告が手間だからやりたくないという人もいますが、1度行ってしまえばそこから毎年簡単に申告することができるので、ソフトやネットで調べるなどして行うことをオススメします。
ちなみに、確定申告の際に役立つ「会計用ソフト」というのもあるので、気になる方は調べてみてくださいね。
稼げるまでが長い

最後となる6つ目のデメリットは、「稼げるまでが長い」という点です。
副業の種類や自分自身のスキルによって、稼ぐまでの時間は変わってきます。
本業の延長戦で副業を行う場合は、スキルを活用することができるのであまり時間はかかりませんが、未経験な作業の場合は時間がかかります。
ちなみに、ブログやライティングといった作業は、稼ぐまでに時間がかかると言われています。
例えばブログを使ったアフィリエイトは、広告を貼り付け、それを元に購入や条件達成があった場合に稼ぐことができます。
多少の手間はあるものの初心者でも取り組めますが、こういった作業は半年以上経ってようやくある程度の収入を得られるんです。
そのため、時間がかかる影響ですぐに辞めていくという方も多いです。
ライティング作業も、文字単価によって稼げる金額が変わってきます。
未経験であれば基本的に1文字1円以下以下になるので、時間をかけて作業をしても、それに見合った報酬にはならないことがあります。
こういったことがあるので、ある程度のスキルがある方はそれを活かせる仕事を見つけることが重要になります。
また初心者の方は、そう簡単に大金が稼げるとは思わず、むしろ始めのうちはお小遣い程度だと思って取り組むようにしましょう。
副業に向いていない人とは
さて、ここまで副業のデメリットについてお話していきましたが、続いては副業に向いていない人の特徴を見ていきたいと思います。
私が感じる向いていない人の特徴は、以下の2つです。
- 楽に稼げると思っている
- 家族からの了承を得ていない
それぞれ詳しく解説していきます。
楽に稼げると思っている

副業は誰でも気軽に始めることができるものです。
ただ、稼げるようになるまでは時間がかかるので、楽に稼ぐことはできません。
デメリットでもお話したように、一定の収入を得るためには時間や労力が必要になります。
時間や体力を削ることがあるので、簡単に稼ぐことは難しいでしょう。
というより、「簡単に稼ぐことができる」と謳う副業は基本的に詐欺です。
「たった3分のスキマ時間で稼げる」「タップするだけで稼げる」など様々なサイトがありますが、それは客を集めるための誇大広告です。
言葉に騙され、安易に登録してしまうとトラブルに巻き込まれてしまうこともあるので、くれぐれも注意してください。
これに関しては、「副業は簡単には稼げない」という認識を持っていれば問題ないはずです。
また、「誰でもできる=簡単に稼げる」とは考えないようにしましょう。
家族からの了解を得ていない

副業として稼ぐためには、時間をある程度削る必要があります。
独身の方は、自分の時間を削ったり友人や家族との交流時間を少なくできれば問題ないので、ある程度スケジュールを調整しやすいと思います。
ただ、結婚している方は注意が必要です。
家族に相談して了承を得ていれば問題はありませんが、ない場合は円満に過ごすことが非常に難しくなります。
例えば、奥さんの了承を得ずに副業を始めて、育児や家庭のことを放棄する旦那さんがいたらどうでしょう?
誰だって不満を持つはずです。
収入がどれだけ増えたとしても、みんなが幸せにならなければ何の為に副業をしているのか分かりません。
ですので、円満に過ごす為にもルールを設けるというのが大切になります。
「移動時間に作業する」「○曜日は必ず家族と過ごす日にする」「朝にのみ作業を行う」など、お互いが納得のいくルールを作っておけば、集中もしやすくなってオススメです。
それでも了承を得られない場合は、副業するのはやめておきましょう。
確かに今より収入が増えたら嬉しいですが、副業よりも大事なものがあるはずです。
お金に目がくらんで家族の信頼を失うようなトラブルを起こさないように気をつけてください。
まとめ
ということで本日は、副業のデメリット6つと向いていない人の特徴2つについてお話しました。
副業をする際には、今回紹介したデメリットをよく理解するとともに、「目的を明確に決める」「本業やプライベートに支障をきたさないスケジュールを立てる」といったことが大切になります。
あくまでも副業なので、これが生活の先頭にあってはいけません。
家庭がある方は家族を一番に、本業として取り組んでいる仕事がある方はそれを一番に。
自分の中で正しい順序をつけれるようになってから取り組むようにしましょう。
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