今回は、『JPロビンフッド』という投資案件に注目していきます!
どうやらこの投資案件は、元々アメリカで話題になっていたAIトレードシステムを利用しているようで、誰でも簡単にトレードでお金が稼げるんだそうです。
また、100%に近い勝率を誇っているということで、投資では異例の数値だと言えます。
しかも、始めるだけで運用資金7万円が受け取れるというメリットもあります。
ただ、いくらアメリカの技術を参考にしているとはいえこの数字や謳い文句は怪しすぎますし、デメリットがないということにも違和感を感じます。
ということで本日は、怪しさ漂う「JPロビンフッド」を実際に検証してどんな結果になったのか、どんなことが分かったのかについてお話していきます!
JPロビンフッドとは?
『JPロビンフッド』とは、アメリカで話題のAIトレードシステムです。
この名前を見ただけで、アメリカで利用者が急増しているRobinhoodという個人投資家向けの投資アプリを連想する方もいるのではないでしょうか?
また、以下の3つが大きな特徴としてランディングページで紹介されています。
- フォワードテスト97.7%という勝率
- 初期費用なしで直ぐに始められる
- 24時間365日利用可能

ちなみにフォワードテストとは、自動売買システムがどれだけの成績を上げられるのかについて、「未来の相場の値動き」を使って検証するテストのことのようです。
その勝率が97.7%ということは、かなりの高確率で投資に成功するということですね。
投資と聞くと一見難しそうですが、今回に関してはAIシステムが搭載されているため、初心者でも安心して始められるみたいです。
更に、登録すれば運用資金7万円がプレゼントされるようなので、そこも魅力に感じて登録に前向きになる方もいるかもしれません。
しかし、一体何にどれだけ投資するのでしょうか?
ランディングページを見てみましたが、具体的なビジネスモデルや実績についての記載がないので全くわかりませんでした。
特徴を見る限り好条件な投資案件に思えましたが、実態は不透明で信憑性がなかったので、怪しいと感じるのが当然になりますよね。
登録検証

続いては登録の流れを紹介していきます。
まずは、ランディングページからメールアドレスの登録とLINEアカウントの登録を行います。
LINEのアカウントを登録すると、「アカウント連携」という画像バナー付きのメッセージが送られてきます。
その画像をタップして連携すると、トレードシステムを受け取るために必要なURLが出てきます。
URLからトレードシステムにログインしてみると、下の画像のような株価チャートの画面が表示されます。

正直なところ、この画面だけではなにがなんなのかよくわかりません…。
その後、購入ページを見てみると運用資金の7万円が入金されていたので、試しに1万円を購入してみると、なんと残高が増えました。
これがどうやら投資に成功したということのようです。
さっそく出金しようとしましたが、ポップアップが出現し、出金するには50万円以上の残高が必要と表示されました。
やはりそう簡単に出金はできず、お金が受け取れない仕組みになっているようです。
トレードシステムの画面では稼いでいるように見えても、実際は架空の取引で何の稼ぎにもならないんです。
このように、画面上であたかも稼げているかのように見せて、利用者を誤認させるというのはかなり悪質ですし、投資関係の詐欺業者にありがちな手口です。
危険なだけなので絶対に登録はしないようにしましょうね。
口コミや評判
危険な投資詐欺案件だとわかったところで、実際に稼げた人はいるのか口コミや評判を調べてみました。
Googleで「jpロビンフッド 口コミ」と検索をかけて表示される記事やサイトを見てみたのですが、いくら調べてもお金が稼げたというポジティブな内容の評判はありませんでした。
更に、私と同じような検証サイトを見てみても「怪しい案件」「矛盾だらけ」「トラブルになる可能性が高い」といった悪い評価ばかりでした。
その一方、LPでは「モニター利用者の声」という項目があり、計3名の口コミを確認できます。

画像を見れば分かると思いますが、システムの詳細に触れているものは一つもありませんし、LPで宣伝していた内容とも変わりありません。
この程度の感想なら参加しなくたって誰でも書けます。
写真も見た感じフリー画像ですし、全く参考になるような情報ではありませんね。
このことからも、近づいてはいけない危険な投資案件だということが分かります。
本案件以外にも、同じように参加者からの声をLPに載せている業者はたくさんいますが、内容が薄いものに関しては必ず詐欺を疑うようにしましょう。
【関連ワード】
・ロビンフッド 仮想通貨
・ロビンフッド 決算
・ロビンフッド SHIB
特商法

特商法は、ネット商取引の中では特に重要な項目となっています。
その理由は、事業者と私たち消費者を守るために国が定めたとても大切な法律だからです。
そのため、今回のような情報商材やネット上で販売されている商品を購入するときは、販売サイトが適切な特商法を記載しているかどうか確認を取ることをおすすめしています。
調べた結果、特商法に基づく記載は確認できませんでした。
特商法の記載がないということは、システムを運営している企業が法律を遵守していないという事を表しています。
簡単に言うと、ルールすら守ることのできない人間が運営しているということです。
更に、特商法がないということは、もしもトラブルに巻き込まれても連絡すらできずに泣き寝入りになってしまう可能性が高いということです。
また、プライバシーポリシーの記載もありませんでした。
システムを利用するにはLINEアカウントとメールアドレスの登録が必要になりますが、この時に個人情報流出や悪用の恐れがあるので大変危険です。
絶対に登録しないよう注意しましょうね。
注意点
ここまでの説明で、本案件が危険な投資詐欺であることがわかったのではないでしょうか?
その中で、どのようなことに注意するべきなのか更に詳しく挙げていきますね。
まず1番に注意すべきは、特商法に基づく記載がないということです。
この時点で、既に利用するに値しない投資案件だと判断できますね。
また、連絡先や問い合わせ先もわからないので、トラブルが発生した場合は泣き寝入りになってしまいます。
続いて、ビジネスモデルや実績についての説明が一切ないことも危険に繋がっています。
これらの記載がなく、具体的にどのように稼ぐのかがわからない以上、全くもって信用することはできませんよね。
フォワードテストに関しても、いかにもすごそうな数字が記載されていますが、根拠は全くないので勝率についても信憑性はありません。
そして、高額バックエンドの可能性があることにも注意しないといけません。
トレードシステムの画面で出金ができないようになっていたことから察するに、利用するうちに高額な利用料や手数料を求められることが考えられます。
先ほどもお話ししましたが、トレードシステムの画面は架空の取引であり、稼いでいるかのように見えているだけです。
お金を払ったところで稼げることはありませんし、金銭トラブルに巻き込まれる危険性もあるので気をつけましょうね。
まとめ

今回は、「JP ロビンフッド」が本場のロビンフッド アプリを真似た投資詐欺なのかについて調査した結果をお話してきましたが、どうだったでしょうか。
結論から言いますと、本案件をおすすめすることはできません。
AIによる自動売買システムを強みとしていますが、実際には稼げる実績も保証もないバイナリーオプションのツールでした。
また、利用を続けると高額な利用料や手数料を求められ、そこから詐欺被害に遭う危険性もあります。
自分のお金を入金しないようにするのはもちろんですが、そもそも危険なだけなので絶対に登録は避けましょうね。
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