自分が普段やっている家事を他の人が代行してくれることを、家事代行と言うのはご存じかと思います。
最近では、家事代行を副業にする人も増えています。
ただ、見ず知らずの人の家の中のことを代行するのですから、抵抗があると言う人もいますよね。
また、働く以上は決して楽ではありません。
ですが、家事代行の仕事には沢山のメリットもあります。
それはどんなことだと思いますか?
ということで本日は、関連する懐かしいドラマやメリット・デメリット、おすすめのサービス等を紹介しながら、家事代行とはどんなものなのかについてお話します!
家事代行とは?

世の中には色々な副業が登場しています。
短期のアルバイトからクラウドソーシング、動画投稿、アフィリエイトなんかもありますよね。
そんな中、家事代行も副業の1つとしてクローズアップされています。

普段は自分でやるような家事を、家事代行会社のスタッフ等が代行することを家事代行と言います。
家事と言えば、掃除・洗濯・料理等が浮かぶと思います。
ですがこれらだけではなく、依頼者の要望に応じて業務の内容も変わってくるので、買い物等を依頼されることもあります。
依頼主も色々で、足腰の不自由な高齢者から仕事の忙しい会社員等、多くの人が家事代行を利用しています。
家事代行が人気になったのには、2016年に放送されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(「逃げ恥」)も影響しているんです。
では次に、あのドラマを簡単に振り返ってみましょう!
ドラマの影響で女性スタッフが増加!
2016年に、TBSで「逃げるは恥だが役に立つ」(略称「逃げ恥」)が放送されていたのを知っている方はかなり多いのではないでしょうか!

毎回楽しみにしていた方もいると思いますし、私もそうでした。(*^^*)
放送終了後は、「逃げ恥ロス」なんていう言葉も登場しましたよね。

このドラマでは、「派遣切り」に遭って無職になった森山みくり(役:新垣結衣さん)を見かねた父親が、家事代行サービスを利用している部下の津崎平匡(役:星野源さん)に頼み、娘にハウスキーパーの仕事を始めさせるという流れがありました。
2人は雇用主と従業員と言う関係で繋がりますが、次第に本当の恋愛感情が芽生えていくというストーリーも魅力的でしたよね。
ドラマとは言え、先進的だとも言われています。
また、番組の最終回放送後には、家事代行サービスの会社「ベアーズ」に若い女性(18~24歳)からの応募が増加したそうです。
その数は、全国で前年同月比150%!
家事代行は、この「逃げ恥」で脚光を浴びたと言っても過言ではありません。
とは言え、家事代行は仕事ですから楽で良いことばかりではありません。
ドラマの世界がそっくり当てはまるわけではないのです。
次に、家事代行のメリットとデメリットについてお話します。
メリットについて

家事代行サービスには、大きく5つのメリットがあります。
時給が高い
家事代行サービスでは、どのくらいのお金を稼げるのでしょう?
求人サイトのIndeedによれば、2022年9月では日本の家事・清掃代行サービスの平均的な給料はこのようになっています。
- 時給:1,286円
- 日給: 16,061円
- 年収:3,660,982円
働く側は、フルタイムでも、2~3時間の短時間でも働ける柔軟性があることも魅力です。
歩合や指名料が入ればさらに時給が上がりますし、それが更なるやりがいに繋がります。
未経験でもOK
家事代行は、未経験でも出来ると言うメリットがあります。
そのため、年齢もさほど問われませんし、体力的に余程・自信がある方にとっては挑戦し甲斐があると言えるでしょう。
家事代行の仕事を通じて、気持ちが若返ったり体力が付いたりと言う効果も期待できるかもしれませんよね。
また、家事代行会社によっては未経験者を対象に研修を実施していて、研修を経てから現場に出すと言うやり方もしています。
初めての現場には先輩従業員が同行するという取り組みもあるようで、未経験者には嬉しいフォロー体制も整っていると言えます。
人の役に立てる
家事代行の利用者は20代からシニアの方まで色々ですが、特に多いのは以下のような人です。
- 仕事が多忙で家事に手が回らない30代の独身男性や女性
- 単身赴任中で一人暮らしの男性
- 共働き家庭
- 子育てと仕事の両立で忙しい家庭
- 家事が身体的に負担になる高齢者
このように、家事代行は色々な事情で家事に手が回らなくて困っている人のお手伝いが出来る仕事です。
人助けになりますし、広い意味では社会貢献にもなると思うので、十分にやりがいのある仕事だと言えますね。
花嫁修業
家事代行は、花嫁修業にもなります。
初めて出向く家庭で家事を経験することは、家事の基本や知識が学べるだけでなく実践の場としても最適です。
家事代行の経験を通じて、お金を稼ぐだけでなくスキルの向上が狙えるというのは大きな特徴ですよね。
女子力を高めたいとか、婚活に備えてスキルをつけたいという女性にとってもかなり適した仕事になります。
結婚・出産後でもできる
家事代行の仕事は、結婚・出産後も続けることが出来ます。
それは、働く時間を柔軟に設定出来るからです。
フルタイムで働こうと思うと、どうしても拘束される時間が長いですし、残業や会食が出ればさらに拘束されるので家庭にも悪影響を及ぼしかねません。
その点、時間的な自由度を持てる家事代行の仕事は魅力です。
また、特別な資格が要らないこともメリットとして挙げられますね。
デメリットについて

家事代行は、勿論良いことばかりではありません。
そもそも仕事としてお金を稼ぐ以上は、大変なことや嫌なことも伴います。
では、どんなデメリットがあるのでしょうか?
ここでは3つ挙げていきます。
ある程度の時間が必要
家事代行は、依頼主の家庭まで出向く必要があります。
そのため、通勤・移動の時間が当然取られます。
オンラインでやれる訳ではないですもんね。
会社員時代は1時間掛からなかったのに、家事代行を始めてからは2時間近くかかるなんてこともあり得る訳です。
交通費は支給されますが、移動時間は時給が支給されないので、実働時間で考えると実質的な時給が安くなってしまう可能性もあるのです。
依頼主との相性
家事代行の仕事は、「他人の家庭に出向いて家事を一人で黙々とやってそれで終わり」と言う訳ではありません。
依頼主の家庭に入って行くわけですから、その依頼主との人間関係が基本になります。
どんな仕事も、関わる人と上手く関係を築けるかどうかがカギと言う所がありますよね。
嫌な依頼主だと嫌な気分で仕事をすることになりますし、あれこれ喧しく注文を付けてきたりクレームの多い依頼主だともう大変です。
肉体的にだけではなく、精神的にも大変になる場合があるといことを肝に銘じておきましょう。
精神的に辛くなって、「あのお客さんの所にはもう行きたくない」なんてことになる可能性だってあるのです。
楽な仕事ではない
普段自分が家事をやっているからと言って、それをそっくり他人の家庭でやれば良いと言う訳ではありません。
自宅であれば、何がどこに置いてあるかとか、ここが汚れやすいとか、ここを掃除するのは嫌だし大変だなとか、そう言うことは自分が一番よく分かっていると思います。
また、やっぱり見ず知らずの他人の家庭に入る訳ですし、迎える方も知らない人を自宅に入れるわけです。
そのため、気を遣う部分がすごく多いんです。
家事代行は、依頼主の癖や要望を1から知るところからスタートします。
以心伝心や阿吽の呼吸は、最初はほぼ無理と思っておいた方が良いでしょうね。
口コミや評判

さて、家事代行のメリットとデメリットがお分かり頂けたでしょうか?
メリットばかりではないですし、むしろデメリットを知っておいた方が家事代行と言う仕事を冷静に見つめることが出来るかもしれません。
また、世間の人が家事代行やその会社をどう見ているのかを知っておくのも参考になります。
そこで、代表的な家事代行会社3社についての良い口コミ・評判と、悪い口コミ・評判を見ていきたいと思います。
ベアーズの評判
まずは、ベアーズの良い口コミ・評判です。
- 「隅々まで奇麗にしてくれた」
- 「土日の割増料金というのがない」
- 「知名度が高いので安心出来た」
ベアーズの悪い口コミ・評判です。
- 「2時間遅れてきた」
- 「家の物を壊された」
- 「まともに人が来ない
DUSK!N(ダスキン)の評判
次に、ダスキンの良い口コミ・評判です。
- 「細かい部分も奇麗にしてくれた」
- 「大手ならではの安心感がある」
- 「スタッフが教育されている」
ダスキンの悪い口コミ・評判です。
- 「価格が割高・担当者によってサービスが違う」
- 「ホームページが分かりにくい」
ニチイライフの評判
そして最後に、ニチイライフの良い口コミ・評判です。
- 「買い物までお願いしている」
- 「プランが豊富で使いやすい」
- 「知名度と実績があって良い」
ニチイライフの悪い口コミ・評判です。
- 「段取りが悪過ぎる」
- 「もっとお客さんを大事にすべき」
- 「トライアルだけでがっかりした」
口コミ全体の総括
以上3つの会社を見てきましたが、決して良い口コミや評判ばかりではないようですね。
しかし、それはある意味当然です。
知らない人に仕事をお願いするわけですから、お願いする側としてもそれなりに期待はします。
最初の段階は特にそうかもしれませんので、その期待が裏切られたらがっかりもしますよね。
自分が誰かに仕事をお願いする立場になれば分かり易いと思いますが、やって欲しいことをやってくれないとイライラもします。
ですが、逆に期待以上の働きをしてくれたら嬉しいですよね。
そこに信頼関係が出来るんだと思いますから!(^^)!
家事代行の仕事を検討しているという方は、先ほどのような悪い口コミや評判を大いに参考にしてください。
「自分ならこう言うことはしないようにしよう」と思って頂けたら嬉しいです!
また、依頼主の期待や要望をちゃんと汲み取って、期待以上の仕事をするんだと言う気持ちで臨んでいただけたらと思います。
おすすめの家事代行サービス
それでは、実際に家事代行サービスを利用するにはどんな会社を選んだら良いでしょうか?
なるべくなら、失敗しないで済ませたいですよね。
ここでは、3社をご紹介します。
CaSy(カジー)

コスパが良く、料金設定も分かりやすいと評判です。
研修の充実や時給の良さ(1,400円以上)等、条件も良いです。
また、参考までに家事代行の時間配分イメージの画像を載せましたので、気になる方は見てみてください。

ベアーズ

ドラマ「逃げ恥」では、ここの従業員が演技指導を行っていました。
サービスの質や充実した研修にも定評があります。
タスカジ

タスカジは業界最安値が魅力です。
プロフィールや口コミを見てスタッフを選べるのも良いです。
まとめ

最後になりますが、ここまで家事代行の特徴やメリット・デメリット、口コミついてお話していきました。
メリットばかりではなくデメリットや大変なこともあることがお分かり頂けたでしょうか?
家事代行として働く際も、家事代行を依頼する際も、デメリットや大変な点、口コミを参考にして行うのが大切になります。
会社も1つに絞らず、数社試してみるというのもアリですね。
家事代行の仕事をしてみようという人にとっては、依頼主から「あの人に代行して貰って良かった」と言って貰えるようになれたら良いですよね!
ドラマのような展開はないかもしれませんが、依頼主と良い関係を築こうと言う気持ちが大切なので、それを忘れないようにして取り組んでいきましょう!
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